『今、中高生に人気のアプリ、TikTokのことをお話ししましょう』

 

■はじめに

最近Youtobeで話題の広告、ご存じでしょうか?

10代の若者の間で今、爆発的に人気のある無料動画作成アプリ「TikTok」の広告です。

 

TikTokは、音楽に合わせて動画が簡単に作成でき、投稿した動画でユーザー同士がつながることもできる、大人気のアプリ。

そんな今話題のTikTokとはいったい何なのか?何ができるのか?なぜ中高生にウケるのか?など、ご紹介していきたいと思います。

これでTiktokの知識はバッチリ!みなさんのお役に立てれば幸いです。

 

■そもそもTikTokとは何?

 

TikTokとは、無料の動画作成アプリで、音楽にあわせて動画を撮影し共有するサービスです。10代の若者が楽しみながら、簡単に自分を世の中にアピールする手段として、爆発的な人気となっています。

 

自分で作成した動画を投稿したり、他の人が投稿した動画を見たり、またその動画に「いいね」「LIKE」などの反応も入れたりします。他のSNS同様、「いいね」の数を競う人も少なくありません。

 

元々は中国発、会社の登記はシンガポールで、ユーザーはアジア圏内が多く、日本以外の国からの投稿も多くみられます。

 

2018年現在、登録者数(おそらく世界合計)は4580万人以上、調査によっては中学生の半数ほどが視聴経験ありといった結果も。主に10代を中心に流行しており、芸能人やYouTuberの中にも利用している人がいます。

 

■Tik Tokの特徴

 

最大の特徴が、動画ありきで音をつけるのではなく「音ありきで動画をつくる」ということ。使用する曲はみんなが知っている有名な曲から、オリジナル曲まで、何でもOKです。

 

さらにTikTokは何ぞや?と調べると、「15秒のリップシンク(口パク)動画SNS」とよく出てきます。

 

  • 15秒→アップできる動画の長さは15秒まで
  • リップシンク(口パク)→動画作成時に選んだ楽曲に合わせて口パク(音声と同期して口を動かす)してみたり、リズムにあわせてダンスしたり、CMに合わせて口パク(なりきり)する
  • 動画→自分で動画を作成・加工ができ、その動画をYouTubeのように投稿(アップ)できる
  • SNS→「いいね」機能など、気軽にいろいろな人とつながることができる

 

動画を作成して投稿するなら、他のアプリと同じじゃないの?と思われるかもしれません。

でも、違います。その辺りに人気の秘密がありそうです。

 

・Youtubeとの違い

 

YouTube とTikTokでは何が違うのか、そこを明確にすると、理解しやすくなると思います。

  • アップロードできるのは15秒の動画

→動画の作成・アップロードがスマホアプリ一つで短時間に手軽にできる

(Youtubeは基本15分まで)

  • コメント、フォロー、個別のメッセージで相互につながることができる
  • 倍速やスローの撮影が可能で、画像にさまざまな効果も付けるのも簡単、完成度の高い動画を作成できます。投稿者は、運営の「おすすめ」に載ることが一つのステータスです。

 

ちなみに、投稿する人のことをユーチューバーならぬ、ティックトッカーと呼びます。

時間の短さや撮影や加工の手軽さから、ティックトッカーの方が始めやすいようです。

手軽さゆえに、すぐに視聴者にも投稿者にもなれます。

 

■TikTokはこんなことができる

 

今まで説明してきたとおり、TikTokでは、

(視聴者)投稿されている動画を見て、人とつながることもできる

(投稿者)アプリで動画を撮影・加工→投稿→いろいろな人と共有できる

のですが、より具体的にできることを説明いたします。

 

・撮影しながら簡単に編集ができ、機能も豊富

撮影時に使える機能には、以下のようなものがあります。

楽曲を選ぶ

カメラ(イン・アウト)切り替え

撮影スピード切り替え

フィルター・美肌・形状の設定

タイマー設定

フラッシュのオン・オフ

スタンプ・効果の選択

 

・撮影のテクニックがすごく工夫されている

アプリの機能ではなく、スマホの性能などを利用した撮影テクニックをネット上で公開している人も多いです。個性豊かなおもしろい動画を、難しい技術を使わず、簡単に作成できます。

 

例えば、トランジョンとは、カットとカットの間に挿入する切り替え効果のことを言います。スマホを回転させたり、LEDライトなどグッズを使用して、動画に驚くような効果をつけることが可能です。

 

・画像の加工や時間など細かい設定ができる

音楽に合わせて加工したり、フィルターを通して自分を可愛くしたり、かっこよくしたり面白くしたり、とにかく動画の加工バリエーションが多く、とても楽しいです。

動画加工時は以下のような編集が可能です。

楽曲をカット

音量

楽曲を選ぶ

特殊効果

カバーを選ぶ

フィルター

 

・楽曲で動画検索

同じ楽曲を使った同じ振り付けを楽しむというのが魅力のひとつです。マネをしてみたいきゃりーぱみゅぱみゅの新曲に合わせて踊る「なりきりきゃりー」や「め組の人」で踊る10代がたくさん現れました。

 

・動画の共有によって

動画を作成してそれを他の人たちを共有したり、SNS的な使い方をしてユーザー同士でコミュニケーションができます。

 

たくさんの機能がありますが、すべてスマホひとつで簡単に、中高生は使いこなしてしまうんですね。その適応能力はすごい!

 

■TikTok はなぜ若者にウケているのか?

 

なぜ中高生はこんなにTikTokにはまるのでしょうか?その魅力に迫ってみましょう。

 

・投稿ハードルが低い

Youtubeの動画視聴時間はだいたい5分前後、アップできる動画は基本的に15分までです。しかし、Tik Tokの動画視聴時間は15秒、当然Tik Tokの方が、動画制作時間と視聴時間が短くなります。この時間の短縮によって、Youtubeだと見る専門のユーザーもTik Tokだと発信側になれるのです。

 

10代のユーザーが多いので、学校の休み時間の10分で気軽に撮影や視聴ができる、とイメージしてみてください。Tik Tokは視聴の場合15秒で見れるので、ちょっとした隙間時間にSNSを見るような感覚で見ることが可能です

 

・動作で盛れる

最近の若い世代は「盛る」という言葉を使いますよね。

Tik Tokの「盛る」とは、クールさ、可愛さ、面白さをどれだけ表現できるか、が基準です。以前からSNOWというアプリで行っているのは、画像の加工のみですが、Tik Tokの場合、「体の動作+画像の加工」で盛れます。

 

SNOWは静止画でその瞬間を盛りますが、Tik Tokでは口の動きだったり全身を使った動きを音に合わせるはめる事によって、盛ることができるのです。

 

・「いいね」がもらえる

また、Tik Tokには言語の壁がなく、エンゲージメントが高いのも事実。今の若い世代はコンテンツの投稿をしたら「いいね」が欲しいのです。もしも学校でふざけて撮った動画をアップして「いいね」がいっぱいもらえたとしたら、また次も投稿しようと思うでしょう。中高生にとって「いいね」は偉大なんです。

 

・ユーザー同士で模倣して楽しむ文化

コンテンツをユーザー同士で模倣して、みんなで楽しむという文化が根付いていると言えるでしょう。

 

Tik Tokのプラットフォームに投稿されているカテゴリーには、①可愛い系、②ダンス系、③おふざけ系の3つがあります。また、音には①ミュージック系、②芸人のネタ系、③ワンシーン(ドラマなど)系があります。

 

どれもコンテンツの質が高いのですが、その理由の一つにコンテンツのほとんどが模倣、つまり誰かのマネだということです。オリジナルコンテンツを生み出して楽しむというよりは、ユーザーのコンテンツを真似して楽しむ文化ですね。

このユーザー同士の模範がきっかけとなり、コンテンツが多く投稿されやすくなっていると言えます。

 

さらに、Youtubeほど細かい編集をしてコンテンツを作りこむ必要がなく、何と言っても手軽&気軽です。学校で友達と一緒に短時間で撮って楽しめるなんて、気軽に友だちを巻き込まますし、自分も気楽ですよね。

 

また、動画を投稿しなくてもついつい一緒にやってみたい、同じことができるようになりたいと思うようです。ついまねしたくなるという衝動は、2016年に「恋ダンス」が世代を越えて流行したような感覚に似ているかもしれません。

「コピー」が楽しくて、投稿せず閲覧だけ楽しむ人も多くなっています。

 

■TikTokの主な系統

先ほどの説明の中に出てきた、〇〇系というカテゴリーのフレーズを補足説明していきますね。

  • 可愛い系→とにかく可愛い(とされる)女子の動画。
  • ダンス系→誰でも簡単にできるようなダンスの動画。投稿数が多い。友だち同士で撮影しているものが多い。
  • おふざけ系→ちょっとふざけておもしろく、笑える動画が多い。

 

以下の3つは、ベースになる音楽の系統です。

①ミュージック系→ハウスミュージック系の曲

②芸人のネタ系→音源に芸人さんのネタが入っている

③ワンシーン系→ドラマなどのワンシーンにかかる曲を音源として使用

 

使用する曲も話題になり、再ヒットすることもたびたびあります。

 

■TikTokを使うには

 

お手軽に始められると言いましたが、いざ始めようと思うと、どうしたらいいのでしょうか。とても簡単ではありますが、特に未成年の場合は注意が必要です。

 

TikTokは、会員登録をしなくてもアプリさえダウンロードすれば閲覧はできるようになります。LINE、Twitter、Instagram、Facebookのいずれかと連携することで会員登録ができ、会員登録をすることで「いいね」を送ったり、コメントを送信したり、お気に入りのユーザーをフォローしたりということができるようになります。

 

パソコンからアクセスできないので必ずGoogle PlayかApp Storeのアプリを使って閲覧することになります。

 

ただ、SNSには閲覧の制限はなく、不適切な投稿が存在することも確か。TwitterやYouTubeもそうですが、一部不適切な投稿があるのはTikTokも同じです。不適切な動画を発見した際は、シェアボタンから運営に通報することができます。

 

10代を中心に話題になっていますが、規約では日本国内では親権者や後見人が同意した場合を除いて20歳以上が利用できる、とされています。10代の中高生は保護者の許可なしに利用することはできないということです。覚えておきましょう。

 

■TikTok話題の動画 完全攻略~これであなたも中高生と話が合う!

 

投稿されている動画は多種多様ですが、その中でもユーザーに知れ渡り、しばしば話題に上がる動画もあります。おもしろい、かっこいい、かわいい動きや踊りは、みんなが真似をしたがる傾向があるようです。(その基準は若い人にしかわからないと思いますが)

 

実際、視聴者が動画を見ていいなと思って真似をして、今度は自分で真似している動画を作成し投稿する、という流れが非常に多いのも特徴のひとつ。有名人が真似している動画をアップすることもよくあります。それが大流行につながっていくのですね。

 

以下の動画は、中高生の間で話題になったことのあるものです。

ご存じのものはありますか?

 

あごのせ動画→手に顎をのせるような振付。有名人の方、たくさんアップされています!

シュートダンス→DA PUMPのU.S.Aでも使われている今流行りのアレです。

ほこりはらい(よけ)ダンス→肩のほこりをはらうように踊ります。

シリシリダンス→片方の手の上下に腕をリズムに合わせて動かします。

誰でも(なんちゃって)ダンス→多くの有名人もマネをしてアップしている誰にでもできそうな簡単なダンス。

 

などなど、他にもたくさんあります!

おそらく言葉で説明してもピンと来ないかもしれませんので、ぜひTikTokで検索してみてください。きっと「ああ、あれのことか」とわかるものもあるはずですよ。

 

■さいごに

 

ご存じの通りお金も手間もかからず、手軽に可愛く盛れる動画が撮れるTikTokは、中高生にとても人気が高いです。

 

ただ、手軽ゆえの怖さもあります。気軽な投稿が、中高生の「黒歴史」にもなりかねません。リスクをわかった上で楽しんでほしいものです。

 

例えばTikTokは上半身のみで撮るため、一般的に可愛い子がウケやすい傾向にあります。ただ、見知らぬ人が可愛い、可愛くないを勝手に判断し、実際「ブス動画」としてYouTubeなどでまとめられてしまう事例も多くあります。

 

このような動画が個人情報と紐付き、ネット上に不本意な形で残り続ける可能性は十分にあるのです。周囲に利用している子どもたちがいたら、公開した動画は誰でも見られることを忘れず、必要以上に個人情報を公開しないよう注意してあげましょう。

 

インターネットの安全な使い方や、ネットでのトラブルを、小学生や中学生にはまだ理解しきれてない部分があると思います。必ず保護者や周りの大人が安全に使うルールを教えた上で、一緒に楽しむことが大切なのではないでしょうか。

 

TikTok完成度の高い動画をたくさん見ることができ、ルールを守って安全に利用すればとても楽しいアプリです。完成度の高い動画が本当に多いので、ついつい見すぎてしまうことも。

 

将来、スマホのない世界は考えられません。大人から歩み寄ることも大事です。

時には話題になっているアプリを、子どもたちと一緒に楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

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