勉強嫌いの生徒が勉強に手ごたえを感じながら勉強するようになる管理法

 

皆さんこんにちは。
受験対策コンシェルジュの諏訪たかあきです。

この記事では、

生徒の勉強が成績アップにつながりやすくなる勉強の進め方についてお話します。また、この進め方は元々ビジネスの世界で生まれた手法なので講師研修や社員研修、教室長研修で活用していくこともできます。

その手法とは、PDCAサイクルです。

PDCAとは

「P=Plan=計画」
「D=Do=実行」
「C=Check=評価・検討」
「A=Action=改善、修正」

の頭文字を繋げたものです。

大学受験を例にとりながら、それぞれのポイントを確認していきましょう。

  • P(計画)

    まず、志望大学・志望学部・志望学科、そして受験科目を決めます。次に、受験勉強の年間計画を立てます。計画表は1枚の紙に「見える化」してあげましょう。このとき意識すべきは「何を、いつまでに、何回取り組むのか」を明確にすることです。

    そして、大学受験は反復による知識の定着が極めて重要ですので、一つの教材の「復習」の機会を何度も設けることを意識して計画を作成してください。

    年間計画が完成したら、それに基づいて月間の計画を立てます。具体的な計画をこころがけます。「いつ、どこで、何に」取り組むのかを明確にします。たいていの場合は「参考書」「問題集」「映像授業」などに取り組む計画を立てることになると思います。ですので、それらに取り組む際の「どのように取り組むのか」まで計画して指示・アドバイスができるとより良い管理になります。教材の使い方を改善すると勉強の成果が出やすくなることが多いからです。

    月間計画が完成したら、週間の計画を立てます。ここでは、毎日の「いつ、どこで、何に」取り組むのかを決定します。この段階では、生徒によって「どこまで具体的に決めるのか」の判断をしなければなりません。「22日木曜日は、17;00から1時間英単語を『システム英単語』で200個復習して、18:00から英文法の問題を『ネクステ』で50題解いて、19:00からは数学の『基礎問題精講』の問題を10題解いて…」といったように細かく決めることが有効な生徒もいます。一方で、「22日木曜日にやるのは、『システム英単語1900』の単語復習、200語が目安ね。あと『スクランブル英文法』50題、そして『黄色チャート』を10題。これでよろしく。」くらいの計画のほうが良いという生徒もいます。細かく決めすぎるとやる気がなくなってしまう生徒もいるということです。どのような管理が適切かは、生徒の性格やモチベーションの高低、勉強習慣の確立の度合いなどから判断していきましょう。

  • D(実行)

    ここは、生徒が行うフェーズです。塾の自習室で、学校の自習室・図書室で、家の自分の部屋・リビングで、街の喫茶店・ファミレス・図書館で。場所を決めて勉強してもらいます。このとき、次のC、Aのサイクルのために「記録」をしてもらいます。「何に、どれくらいの時間がかかったか」が記録のメインです。また、勉強したことの定着度合いを確認する「チェックテスト」を用意して、もしくは生徒自身に参考書や問題集を活用した「セルフ・チェックテスト」の実行を指示して結果を記録してもらうことも重要です。

  • C(評価・検討)

    この段階では、1週間の計画について評価・検討をします。「何に、どれくらい時間がかかったのか」「どのくらい定着したか」を確認します。立てた計画が盛り込みすぎのものではなかったか、またはもっと内容を盛り込むべきだったのかを確認して、次の1週間の計画立案に生かしていきます。

    計画通りにいかなかった場合には、「なぜ?」と問いかけることが重要です。「なぜ?」と問いかけると「勉強時間が足りなかったから」といった答えが返ってきます。つまり、それ自体は何の解決にもなっていない答えが返ってくるのです。そこで、例えば「では、なぜ勉強時間が足りなかったのかな?」など、もう1度「なぜ?」を問いかけます。これを5回ほど繰り返すと、計画通りに勉強が進まなかった真の原因を追究することができます。

    計画が具体的過ぎなかったか、またはもっと具体的に決めたほうが良かったのか、といったこともここで見えてきます。生徒の個性によって変わる部分なので、一人ひとりとのコミュニケーションによる柔軟な対応が問われます。

  • A(改善、修正)

    これまでのPDCに基づいて、新たな計画を立てます。「1時間に確認できる英単語の数」「1時間に学習できる数学の問題数」「1時間に読むことができる英語長文の分量」など、実際にPDCで確認したことを新たな計画に活かしていきます。この際、なるべく生徒自身に意見を言わせたり決定権限を持たせると、作成した計画へのコミットの度合いが高まって計画通りに勉強してくれる可能性が高まります。

    週間計画だけでなく、月間計画や年間計画の修正が必要になる場合もあります。勉強の進み具合や定着度合い、模試の成績や志望校の変更などによるものです。こういった変更も、週間計画に対するPDCがしっかりていると対応がとてもしやすいです。

    新たな計画が完成したら、再びDの段階に入ります。ここでも、記録をとってもらい次のC、そしてAの段階につなげていきましょう。この繰り返しで、生徒一人ひとりが最大の成果を出すことができる学習の管理が可能になっていきます。

 

受験対策コンシェルジュ 諏訪たかあき