受験対策コンシェルジュの諏訪です。
今日は、勉強を始めるのが待ち遠しくなる勉強法について書きたいと思います。
学習塾で受験生を指導している教室長・社員・講師の皆様も、
ご家庭でお子さんに勉強を教えたり管理したりしているお母さまも、
「早く勉強したい!」とお子さんが言ってくれたり考えてくれたりするようになる
のは理想的な状況ではないでしょうか。
その状況に近づくための一つの勉強法です。
具体例からみていきましょう。
現在、中学受験をする小学6年生は追い込みの時期です。
私が指導している生徒も、
例にもれず第一志望の私立中合格に向けて追い込みを頑張っています。
毎日の勉強スケジュールを一緒に立てて、その進捗や理解度を確認してサポートを行っています。
社会の問題集について話していたときのことです。
「先生、昨日は『日本国憲法』の問題を全部解く予定でしたが、3ページ分終わりませんでした。」
という報告がありました。
それに対し、私は
「昨日に続いて今日も日本国憲法に関連する問題を解くことになるから、良い復習になるよ。気にしないで、二日に分けて解きましょう。」
と返しました。
今回の記事では
問題集を1日1テーマ進めるよりも、
あえて中途半端なところで中断する勉強法をおススメします。
メリットは意外と多くあります。
- 「あと少しでキリがいい」というところで勉強を中断すると、次の日に「どこから始めようか」と考える必要がありません。中断前の続きをやる以外に選択肢がないため、勉強がすぐに再開しやすくなります。
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「あと少しでキリがいい」というところで勉強を中断すると、「キリのいいところまで早く終わらせたい」という気持ちになります。
連続ドラマも「続きが気になるところ」で終わることによって、
「来週も観たい!」と思わせます。それと同じです。
「中途半端なところで中断してしまった!明日、早く続きをやりたい!」
と思えるところで中断することでドラマを楽しみにするのと同じテンションで勉強の再開を楽しみにすることができます。
- 「あと少しでキリがいい」というところで勉強を中断すると、二日連続で同じ単元の勉強をすることになります。
そうすると、
自ずと反復学習をすることになりますので記憶が定着しやすくなります。
このように、
問題集を1日1テーマ進めるよりも、あえて中途半端なところで中断する勉強法
にはメリットが多いです。
是非取り入れてみてください。
受験対策コンシェルジュ
諏訪たかあき